FC2ブログ

タタミのあなみずのブログ

あなみずの施工例や暮らしに役立つ情報をご紹介します。

和の住まいのすすめ   大事な物、ひとり言

和の住まい推進関係省庁連絡会議より

「今に生きる日本の住まいの知恵」

日本の住まいは、木の柱、土台、はりなどを骨組として、土を用いた壁に塗り仕上げを施し、茅・木板や樹皮・瓦などで屋根を葺く工法により、古来よりつくられてきました。地域で産出され、生産された自然の材料をふんだんに取り入れ、代々受け継がれてきた地域の生産技術が生かされてきました。

2013-07-21 09.07.13 あなみず


外見をみると、屋根の勾配がつけられ、軒は深く出ています。日本は雨の多い国であり、雨水が建物内に侵入すると建物が速く傷めるおそれがあることから、雨への対策はとても重要です。勾配屋根は降雨をいち早く建物の外に追いやる工夫ですし、深い軒は外壁に降雨を当たりにくくする機能をもちます。軒は夏期に強い日射を遮る効果もあります。また、柱、はりのフレームのあいだには大きな窓が取り付けられています。窓には室内に外部の風を取り入れ、太陽の明るい光を導き入れる効果があります。

こうした地域の気候の影響を制御し、上手に利用しようとする環境親和型の技術は、現代の住まいにも用いることがき、電力をはじめとするエネルギー需要の制御が課題となっている今日、一層再評価されるべきものと考えられます。室内は、畳敷きの和室戸外とのあいだの縁側、三和土(たたき)の土間、木板を張った板の間があり、それぞれに機能があります。和室は来客を迎え入れる座敷、家族の集う茶の間など、土間は日常の炊事のための場、農機具や漁具を手入れする作業場などとして使われました。

こうした住まいの複合された機能は、当時の社会や生産体制を背景に必要とされたものでたり、現在そのまま必要とされるものではありません。しかし、住まいの中で営まれた様々な生活シーンは、日常の暮らしに奥深さを与えていた面もあると想像され、現在の住まいに多面性を付加することは有用な面もあると考えられます。かっての日本には、このように地域で循環する住まい、長持ちする住まい、心地よく過ごせる住まい、多様な暮らしを許容できる住まいを実現するために、工夫が施された様々な要素が取り入れていました。

この「和の住まいのすすめ~今に生きる日本の住まいの知恵~」は、それからの手法、技法や営まれていた住い方を再認識し、現代におけるお住まいづくりの参考になる考え方や技術的な内容を紹介します。つづく

和の住まいのすすめから (和の住まい推進関係省庁連絡会議より)




スポンサーサイト