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タタミのあなみずのブログ

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国宝を守るイギリス人   大事な物・独り言

日本の国宝を守る英国人アナリストに学ぶ、日本人の壁を越える方法 

『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る』(講談社α新書)窪田順生氏書より

日本人よりも日本のことを分かっている外国人はたくさんいる。文化財などを修繕している「小西美術工藝社」の社長を務めるデービッド・アトキンソンさんもそのひとり。彼が精通しているのは「文化」だけではなく……。

テレビで「外国人が見た日本文化のここがスゴイ」みたいな企画をよくやる。世界各国の文化や生活習慣の違いに驚くこともあるし、「へえ、日本ってそういう風に見えるんだ」という発見もあってわりと好きなのだが、その一方でやや物足りない部分もある。「日本人のマナーの良さは世界一」「日本の“おもてなし”が世界で高評価」なんて調子で視聴者がいい気分になるような話が多いからだ。いや、もちろん日本人だから日本が称賛されたらうれしいに決まっている。

ただ、チヤホヤされているばかりでは“成長”できない。成長戦略の柱として「観光立国」を目指していることに加え、東京オリンピックも控えている今、日本で暮らす外国人のみなさんが「日本」についてぶっちゃけどう感じているのかという“ホンネ”を知ることはこの国の未来を考えるうえで非常に参考になるはずではないか。なんてことを考えるのは、「日本人よりも日本のことを分かっている外国人」を知っているからだ。その外国人とは、デービッド・アトキンソンさん。

全国の文化財、特に国宝の修繕・補修を300年以上も行ってきた「小西美術工藝社」の代表取締役社長を務める英国人である。「なぜ外国人が日本の伝統文化を守る企業のトップに?」と不思議に思われるかもしれないが、デービッドさんの「日本文化」に対する造詣の深さは、一般の日本人ではとても太刀打ちができない。オックスフォード大学で「日本学」を専攻したデービットさんは日常でも茶道をたしなみ、京都では「町家」を完全に復元してそこで暮らすという日本人よりも日本らしいライフスタイルを送っている。

また、精通しているのは「文化」だけではない。実はデービットさん、最初から文化財の世界にいたわけではなく、もともとはゴールドマン・サックス証券、ソロモン・ブラザーズ証券に籍を置き、17年にわたって日本経済を分析してきた「伝説のアナリスト」だったのだ。

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小西美術工藝社が「一ノ宮貫前神社」(群馬県)の修繕工事を手掛けた。拝殿正面(上左:竣工、上右:竣工前)、本殿丸桁(下左:竣工、下右:竣工前)

伝説のアナリスト時代のエピソード
『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る』(講談社α新書)
そんな異色の経歴をもつデービットさんの本が10月21日に店頭に並ぶ。『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る』(講談社α新書)である。アナリストらしいデータに基づいた日本経済の分析や問題の指摘は非常に興味深い。なかでも、雇用400万人、GDP8%成長できる「文化財保護政策」を用いた成長戦略は、ぜひとも安倍首相をはじめ閣僚のみなさんに読んでいただきたいところだ。もちろんそのような提言だけではなく、純粋に「読物」としても楽しめる。個人的には、アナリスト時代のエピソードがオススメである。

オックスフォード卒業後、アンダーセンコンサルティングに就職をしたデービッドさんはほどなく「コンサルタント」という仕事に疑問を抱き始め、日本赴任時にソロモン・ブラザーズ証券に転職。ここで当時、日本社会で大きな問題になっていた不良債権の実態を暴くレポートを発表し、日本の金融業界にその名を轟(とどろ)かせる。今でこそちゃんちゃらおかしい話ではあるが当時、日本政府も銀行も、さらにはマスコミも不良債権はせいぜい数兆円だと見積もっていた。

それをデービットさんたちが20兆円と指摘したことで大騒ぎになったのだ。銀行幹部から「ふざけるんじゃない!」「訂正しろ!」などという抗議電話が殺到し、なかにはヤクザのように恫喝をする人もいました。日本の銀行員は大人しいと思っていましたが、怒らせると本当に恐ろしいと痛感したものです。

しかも、怒ったのは銀行だけではありません。「米政府がソロモンをつかって日本経済をダメにしようとしている」なんて陰謀説が流れたせいか、会社に脅迫状のようFAXが大量に送られてきて、右翼の街宣車までやってきたのです。
※『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る』(9ページ)

日本人の壁を越えるための良薬
実際には20兆円どころではなかったので、後にデービットさんの分析が正しいことが証明されたわけだが、レポートを公表直後は「CIAの手先」などと罵(ののし)られたあげく、会社から「当分の間、日本を離れろ」と命じられて“国外避難”までしたという。

「情報操作」をテーマに取材している身からすると、こういう現象は非常に興味深い。とにかく「大本営発表」のみを妄信して、数字に基づく分析を社会全体でヒステリックに潰しにかかるこの感じや、外国人に耳の痛い指摘をされた時に「陰謀だ」とか騒ぐ偏狭なナショナリズムがなんとも日本人らしいなとも思う。

25年も日本で暮らし、日本を分析し続けてきたデービットさんの視点は日本人に多くの示唆を与えてくれる。デービットさんと親交のある解剖学者の養老孟司さんも帯にこんな推薦文を寄せている。
「日本人の壁を越えるための良薬。著者は日本人よりも日本のことをわかっている人です」

「日本通」の外国人は珍しくない。しかし、金融業界という日本経済の最前線から国宝や文化財という日本文化の深みにいたるまで身をもって経験し、なおかつ一流の「分析」ができる外国人となるとかなり貴重な存在ではないだろうか。日本人として「日本」というものを改めて考えてみたい方はぜひ手にとっていただきたい。

『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る』(講談社α新書)窪田順生氏書より


追伸
私たちが出来ることは、今やっていること、伝統に生き、文化を守ること。
普通の生活ではないのではないですか?

もっと大事なことは、「親から」や「人か」、言い伝えられたこと




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